暇だし高校時代極限に非モテだった俺の失恋話でもしよう

 

 

これは、俺が重度の非モテだったころのお話。

 

高校時代の俺はそれはそれは非モテ童貞だった。

 

見た目は天パの短髪で、メガネで、ニキビだらけで、眉毛もボーボーだし、とにかく芋くさい高校生って感じ。

当時は歯並びも悪かったし。自分にコンプレックスしかなかった。ジョイマン高木に似ていると言われたのもこの時。

自分の見た目が嫌い過ぎて、女の子と話すどころか同級生の男の子と話すことすらビクビクしていたように思う。

だから友達も陰キャなヤツらばかりだったし、いつもゲームやアニメの話で盛り上がっていた気がする。

スクールカーストは勿論最底辺。

高校1年の時は一旦運動部に入ったりしたけれど、周りがウェイだらけ、いや、カーストで言えば真ん中の人達だったと思うけれど、自分のカーストが相対的に低すぎて真ん中のカーストの人達とすら上手く馴染めずに直ぐに辞めた。運動神経もわるいし。

 

3人グループでいればもちろん孤立するし、例え4人グループでいたとしても、3人対1という構図が出来てしまいやっぱり孤立してしまう、俺はそういうタイプだった。

結局帰宅部になって、放課後1人で爆速でチャリを漕いで家に帰ったらアニメや2ちゃんのまとめサイトを見たりXVIDEOでおかずをみつけてはシコって自分を慰めていた

そんな腐った生活を送りながら、高校2年の春、俺はある女の子に出会う。

その子は同じクラスで目は二重でパッチリしてるんだけど、その代わりと言ってはなんだけど歯並びとかスタイルはあんまり良くなくて。スト値でいうと4~5くらいの子だ。今思えばほんとに芋臭い女の子だったと思う。まあ高校生なんてそんなもんか。

でもその子はめちゃめちゃにアニメ声だった。アニメが大好きだった俺は、その子の声に惹かれるの必然だった。当時の俺にとって彼女は十分可愛かった。例えるなら東山奈央のようなザ・アニメ声。

乃木坂というより、AKBてきな可愛さって感じ。可愛いとこもあるけど、残念な部分の方が多いというか、見た目てきにはそれぐらいのレベル。

なんだけど、その子は謎に生真面目な優等生で、一緒のクラスだからという理由だけで朝チャリンコ置き場とかで出会ったら「おはよう♪」と挨拶してくれるような子だった。

とにかく俺は自分が嫌いで嫌いでコンプレックスだらけで、男友達を作ることすらままならなくて、自信がなくて、でも、そんな俺に対しても「おはよう♪」なんて笑顔で挨拶してくれる子っていうのはほんとに貴重というか、もはや天使てきな存在だった。だから、その子のことは天使ちゃんと呼ぶことにしよう。

当時の俺はほんとに自分に対して自信がなかったので

「こんな俺に対して挨拶してくれるとかやばくね?なんて天使なんだろう…!」

と思い、ジョイマン高木だった俺はまんまとそれだけのことでその子のことを好きになった。

というか、

「あの子、こんなクソみたいな俺に挨拶してくれるってことは、もしかして俺のこと好きなんじゃね?」

なんて思ってた。とんだ自意識過剰だ。好意を少しでも向けられたら、勘違いしてしまう。でも中高の男の恋愛なんてそんなもんじゃんね?

で、俺はその子のことが好きになったので、まんまとその子と同じ文化系の部活に入る。

というか、当時帰宅部だった俺はある日先生に呼び出されて、

「お前帰宅部だし暇だろ、あそこの部活人数足りてねーから入ってくんない?」

と言われ、

本当はその部活に興味なんて1ミリも無かったし、むしろめんどくさいな、早く帰ってアニメ見てシコって寝たいな…なんて思ってたんだけど、その子がいるという理由だけで入部することに決めた。

結果、同じクラス、同じ部活ということもあり、”強制的に”話す機会もそこそこあり、その子もアニメが好きだったっていうのもあったりして、そこそこ友達として仲良くなった。

そして、俺は部活内の人たちに天使ちゃんのことが好きということを言いふらしていた。そもそも態度でバレバレだったのではと思う。

しかし、俺は天使ちゃんのことは好きだったけれど、好きすぎて上手く話すことは出来なかった。

「俺なんかが天使ちゃんに話しかけてもいいんだろうか…」

みたいな、謎の罪悪感で果てしなくキョドってたし、話すときはいつも心臓バクバクで、すこぶる緊張していた。

ただ、そんな俺に対しても天使ちゃんは優しかった。だから俺の彼女に対する思いは募るばかりで、

「なんで天使ちゃんは俺と仲良くしてくれるんだろう…もし天使ちゃんが俺のこと好きだったらどうしよう…告白した方がいいのかな…でも俺なんかが天使ちゃんと付き合ってもいいんだろうか…てか、そもそも俺と喋ってくれるってことはもしかしたら天使ちゃん俺のこと好きかもだよな…え、万が一、もし告白されたらどうしよう…なんて言おう…それか天使ちゃんに告白するとしたらなんて言おうかな…天使ちゃんと付き合えたらどんなに幸せだろう…どんなデートをしよう…天使ちゃんとハグ出来たら…チューできたなら…」

とかそういう妄想ばっかりしてた。思いは募るばかり。寝ても冷めても授業中もずーっと考えてた。

果てしない童貞だった。なんせ、当時の俺は女の子とセックスおろか、ハグやキスさえもしたことなかったから。

女の子に話しかけることすら躊躇してしまう、そんな状態だったんだ。

とはいえ、クラスが一緒だったし、おんなじ部活だったし、そこそこ天使ちゃんとは仲良くなってた。勿論友達として。

リアルでの会話は緊張してほとんどなかったけれど、メールだけはたくさんしてた。ネット弁慶だった俺は、テキストでのメッセージは、じっくりゆっくり出来るのでちゃんとできた。

まぁ、多分それは俺が思ってただけで、天使ちゃんからしてみれば気持ち悪かったと思うけど。

彼女からのメールの入った受信箱を何度も何度も眺めてたんじゃないかな。長文メールとかもめっちゃ送ってた。アニメの話とか、クラスのこととか他愛も無いメールをしてた。

で、そんな関係を続けていくうちに、夏がくる。

夏と言えば花火大会なわけですが。

なんと、当時同じ部活に所属していた女の子が、俺と天使ちゃんの様子を見兼ねて

「3人で花火大会行こう」

という企画を打ち立ててくれたのである。

その女の子は天使ちゃんと幼なじみで、割と気の強い姉御肌な子だ。巨乳だけど、残念ながらそんなに可愛くない。巨乳意外にあまり取り柄がないという残念な女の子だ。以下巨乳ちゃんと呼びたい。

巨乳ちゃんは、天使ちゃんや俺と同様にヲタクで、当時はやっていたボカロの趣味が一緒で仲良くなった女の子だ。

花火大会当日、巨乳ちゃんに、

「私、いなくなってあげるからあんた天使に告りな」

と俺にパスをだし、

2人きりになったところで、俺は天使ちゃんに告白。で、なんと付き合えることになる。

とんでも展開だと思うだろう

しかし、天使ちゃんは凄く優しい子だったので、彼女としては

(巨乳ちゃんがこんな場を用意してくれたし、俺くんも頑張ってくれてるし、何よりここで断ってしまえば今後の部活動に響くだろうな…断りずらいよぉ…)

って感じで、嫌々か、もしくはしゃあなしで付き合ってくれたんだと思う、多分。俺も部活の周りの人間に言いふらして無意識のうちに外堀りを埋めてたし。

で、告白して晴れて付き合ったはいいけれど、結局俺は天使ちゃんとカップルらしいことは出来なかった。

当時の俺はとにかくコンプレックスまみれで。自意識過剰で。彼女と2人きりで話しているところを誰かに見られるのが嫌だったのだ。意味不だけど。恥ずかしかったんかな、多分。

あとは、彼女のことが好き過ぎて、彼女のことを神格化し過ぎて、付き合ったあとですら話しかけることに対して緊張してたというか。好きすぎて、それ以上踏み込むことが出来なかったんだよね。話す勇気が出なかった。彼女を前にするとどうしてもキョドってしまう。

で、結局形としては付き合ったけれど、俺の自意識過剰の童貞の発作により、付き合った後の方がお互い口数が減ってしまい。

結局彼女から「別れよう」と言われ振られた。

今思えばほんとに不思議だ。付き合ったのなら、もっと話せばいいし、手を繋いだりチューしたりすればいいのに、当時の俺はそれが出来なかった。いろいろ考え過ぎて。

ただ、その感覚は例えば、ナンパの地蔵に似ていると思う。

ナンパを始めたてのとき、地蔵するじゃないですか。地蔵を克服してみれば、人に話しかけることなんてどうってことないんだけれども、しかし、慣れてない人にとって街ゆく女の子に話しかけるっていうのはびっくりするぐらい勇気のいることで。

「話しかけてガン無視されるかも…」

とか、

「急に話しかけて迷惑じゃないかな…」

とか、

「彼氏が直ぐ近くにいるんじゃ…」

とかあることないこと思っちゃったりして。なんか、本能的に体が動かないじゃないですか。

そんな感じで童貞コミュ障だった俺にとって、”彼女としての天使ちゃん”とナチュラル話すっていうことが謎に凄くハードル高くて。っつーか、そんなナチュラルに話せる状態にもなってないのに告白なんてよくしたな俺、なんて思うけど、とにかく俺は彼女のことが好きすぎた。

あとは、彼女持ちっていうのが高校生にとってステータスみたいなとこあるじゃないですか。見た目もブスだし、成績が良かったわけじゃないし、ただ、彼女がいるというステータスは、そんなクズみたいな俺の自信のよりどころになっていた。そういう下心もあったように思う。

付き合ったとはいえ、「彼女が自分のことが好き」っていう確証はなかったから、それも凄く不安だった

天使ちゃんは凄くシャイだったし、そもそも俺のことは好きじゃなかったんだろうし、だから愛情表現を積極的にしてこないのは当たり前だった。

むしろ、俺からどんどん手を繋いだり、キスを迫ったり、そういうアクションを起こせばよかったらんだけれど、なんせ俺は童貞だったし、自分が嫌いだったので、出来なかった。

付き合えさえすれば、女の子から積極的にことを進めてくれるんかと、俺は「とLoveる」で学んでいたし、そんな間違った教育を受けていた俺は、草食系まっしぐらだったのだ。

あと、学校の中でイチャイチャしてる人を見ると不快だったし嫉妬してたからっていうのもある。だから、俺も彼女と学校でイチャイチャすれば、周りの人にどう思われるんだろう…って怖かったというのもある。「あいつキモイのに調子のってない?」と周りに思われるのが嫌だった。だから、彼女とつきあってから、彼氏として校内で話すっていうことが出来なかったんかなと。

そんな自分で作ったしがらみに縛られ、付き合ったあと、俺は彼女と話す以上の、つまりキスとかそういうことは出来ず、結局振られてしまうのである。

まぁ、オドオドしてるし、スト値も低いし、何より付き合ってからも何もしないって時点で非モテコミットだし。そら振られるわな。

ただ、振られた後も彼女のことは凄く好きだった。もはや執着だった。寝る前は彼女の事を考えながら眠りに着くようにしていたし。ずーっと彼女のことで頭がいっぱいで、勉強にも身が入らなかった。彼女とメールする時間が俺の人生の喜びだったし、彼女からメールの返事が来るのをずーっと待ってた。彼女から返信が来る度に、脳汁が出てた。マジで麻薬てきな恋愛をしていたように思う。

で、高2の冬に振られてからもずーっと、浪人してる時も彼女のことが好きだったし、連絡もとってた。

しかし、彼女が付き合ってくれたのも、別れたあと連絡をとってくれていたのも、全部部活での人間関係のバランスを崩したくなかったっていう彼女なりの優しさだったのかなと思う。

結局、天使ちゃんのことは浪人生時代まで好きで、メールで彼氏の話なんかも聞いたりしてたけれど、俺が大学に進学してからはさすがに疎遠になった。

あんなに天使ちゃんのことが好きて好きでずーっと彼女のことを考えていたのに、あっけないもんである。

そっから童貞卒業したり、メンヘラと付き合ったり、ナンパ始めたり、大学辞めたりいろいろあって、今にいたる。

今は彼女に対する未練はこれっぽっちもない。なんであんなに執着していたのか不思議なくらいだ。

「彼女ぐらいしか俺と付き合ってくれる女はいない…」という余裕の無さが原因かな。ほんと、非モテは身を滅ぼす。

女の子に対する経験も圧倒的に足りてなかったし。、

ただ、後日談として、去年の夏天使ちゃんとその友達と地元で集まったことがある。

天使ちゃんにも、その巨乳ちゃんにもそれぞれ彼氏がいて、どうやら結婚間近っぽかった。

久しぶりにあった天使ちゃんは、天使ちゃんのままだった。あの頃の自分の気持ちを思い出して、少し胸がキュっとした。

でも、多分、彼女との記憶をリセットして、今の自分で新規案件として天使ちゃんを攻略するなら、それほどテンションは上がらないと思う。なぜなら俺は天使ちゃんよりも可愛い女の子と沢山セックスしているからだ。

それは、モンハンでいうと、初心者の時はヤンクックで苦戦するし、、凄く怖いしビビるわけで、それはそれで思い入れはあるけれど、リオレウスをやティガレックスを倒せるようになってから再びイヤンクックと戦ってみると、俺はこんなにしょぼいやつに苦戦してたのか…と思うような感覚に似てる。

 

いや、振られたクセにどうせ悔しいからそう思ってるだけだろと、思われても仕方がないけれど。まぁ、天使ちゃんを少し見返したいっていう気持ちも無きにしもあらず、いや、あるな…ありますねこれは…(笑)

 

こういうの、ナンパ師なら意外とあるあるなんじゃないでしょうか。

 

いやしかし、昔は「こんな俺が天使ちゃんに話しかけていいのかな…」レベルのことで思い悩んでいた僕ですが、今では「モテたいならクズであれ」と本気で言っている。

 

人間変わるもんだ。

 

月並みな感想だけど、彼女のことが好きで好きで片思いしていた時間に後悔はない、むしろいい思い出だ、青春ってやつだ。あの経験が無かったら今の自分はないし。必要な体験だった。

 

ただ、俺にはそういう経験があるっていうだけで、頑張れば変われるとか、昔の女を見返してやったぜとか、なにか教訓めいたことが言いたいわけでもなくて

 

ただ、この文書を読んでくれたあなたが、なにか共感めいたものを感じてくれたなら、僕は嬉しい。それだけの話だ。

長々と語ってしまったけれど、これが僕の高校時代の恋愛です。

読んでくれてありがとう。それでは。

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