ある彼女との日曜日

 

 

目覚めると、彼女が隣ですやすやと寝息をたてて眠っていた。朝チュンというやつだ。

 

時計の針は11時を刺している。彼女はまだ眠っていたいようだ。彼女は嫌がるだろうけれど、寝顔をじっくりと眺めてみる。相変わらず武井咲に似ている

 

布団をめくると、呼吸に合わせて上下するおっぱいが見えた

 

Cカップだから決して巨乳とは言えない。しかし、ハリのあるおわん形の曲線が美しい。上品で素晴らしいおっぱいである。美術館に飾りたいレベル

 

おっぱいは大きければ大きいほどテンションが上がるのは確かだ。それは否定しない。巨乳は素晴らしい。

 

が、我儘ではなく謙虚でひかえめで、主張し過ぎず、目立ちすぎず、それでいてちゃんと膨らみがあり柔らかで暖かみのある、そんな彼女の性格を表したかのようなおっぱいも、俺は大好きなのだ。

 

神聖なるおっぱいに、合唱。

 

朝一番のおっぱい参りを終え、俺は枕元でTwitterの画面をダラダラとスクロールしながら、彼女が起きるのを待つ

 

しかし正午になっても、おっぱいを揉んでも、起きる素振りを見せない

 

さすがにこのままではせっかくの日曜日が終わってしまう。しょうがないので、飯を作ることにする

 

冷蔵庫を開けると、豚肉と玉ねぎと人参と、豆腐が生き残っていた

 

(うーむ、豚汁でも作るかぁ)

 

と、まな板を取り出したり鍋に水を入れたりしていると、彼女が眠たい目を擦りながらパタパタと台所に歩いてきた。

 

「おはよう」

 

「おはよう…眠い…」

 

と言いつつ、柴犬が主人に甘えるように、ペタリとくっついてくる。シンプルに可愛い。

 

朝というのは、女の性格が出る

 

男よりも早く起きて朝食を作ってくれる働き者な子もいれば、俺の作った朝飯が完成するまで悠々と寝てる子もいる

 

彼女はというと、とにかく彼氏と一緒に行動をしてたいタイプだ。だから、彼氏が寝てれば一緒に寝るし、彼氏がベッドから出れば、眠くてもとりあえず起きる。そんなタイプだ。

 

「何作るの~」

 

「ん、豚汁」

 

「…え~!豚汁!好き!」

 

と30秒前に目覚めたのが嘘のように、彼女は目を輝かせていた。

 

何を隠そう、彼女は味噌汁が大好物なのである。というか、甘いものよりもしょっぱいものが好き、菓子パンよりも惣菜パン、チョコよりもポテチ、そんな子なのだ

 

「さて、作りますか」

 

「え~、私作るよ!」

 

「ま?いいの?」

 

「うん、任せて☆」

 

「作り方分かる?」

 

「全部具材切って、ぶっ込んだらいいんでしょ?」

 

「そうそう、大体そんな感じ」

 

「かしこまっ」

 

と謎の自信の割には慣れない手付きで味噌汁作りに着手し始める。

 

彼女は実家暮らしで普段はキッチンに立たないもんだから、料理は基本的に俺が担当なんだけど、大好きな味噌汁ばかりは彼女が作りたいらしい。

 

「ふんふんふ~ん♪」

 

知ってるか、女の子ってほんとに料理しながら鼻歌歌うんだぜ...可愛いだろ?可愛すぎませんか?俺は好き。根が非モテだからそういうのにいちいち興奮しちゃうんだよ。心はいつだって童貞なんだよ。

 

「味噌っていついれたらいいんだっけ?」

 

「豆腐を入れる前」

 

「おっけ~」

 

と少しのアドバイスをしつつ、俺はソファに座って、しばらく携帯をいじっていると

 

「できたぁ~~」

 

というゆるふわな声が聞こえてくる。できたそうです。

 

ローテーブルに豚汁とご飯が並ぶ

 

シンプルに美味しそう。時計の針は12時半。朝昼兼用だ

 

「召し上がれ~」

 

「さんきゅ~」

 

…美味い。

 

ここはオーバーリアクションを取る

「美味い、美味すぎる。美味すぎて、馬になったわね🐍

 

「やった~~!ん~~~、美味しい~~~~!」

 

彼女は大好きな豚汁を飲むことが出来て、ほんとに幸せそうだ。お代わりしているまである。ちな俺のボケはスルーである。なんなら彼女は100日後に死ぬワニすら最近まで知らなかったほど、ネットとの繋がりが希薄なのである。どうりで心が純粋なわけだ

 

食事を終えて一服。彼女はいそいそと食器を片付ける。

 

ひと段落して並んでテレビをダラダラと眺めていると、彼女は思い出したかのように、カバンの中をゴソゴソと探り、ドラえもんの如く何かを取り出した

 

「じゃじゃ~ん」

 

それはお菓子らしきものであった。

 

パッケージをよく見てみる。

 

それは…カニチップであった

 

「なんこれ可愛い笑」

 

「でしょ~!好きなの笑」

 

「わろた」

 

「しかもカロリー低いんだよね♪」

 

「最高じゃん~」

 

なぜ彼女がカニチップを特段好きなのかは分からない。シンプルに美味しいからだ、というのもあるだろうが、世の中には美味しいお菓子なんてごまんとあるわけで、なぜ彼女がよりによってじゃがりこ等のメジャーどころではなく、カニチップを好きになってしまったのかは分からない。

 

人を好きになるのに理由なんていらないように、彼女がカニチップを好きになるのにも、理由なんていらないのだ。知らんけど

 

普通、20代前半の女の子が好きなお菓子ってもっと可愛いやつじゃないんですか。何そのチョイス、マジで意味不明なんだけど。

 

でも、そういう彼女の絶妙にダサいセンスが、俺は好きなのだ。

 

しかも、食ってみるとサクサクしてて、しょっぱくて、カニの風味がして、いわゆる癖になる味ってやつで、美味しい。

 

彼女が持ってくるお菓子は謎に美味しい。

 

 

…という感じでこの日は結局家でダラダラと過ごしていた。

 

お菓子食べて、Youtubeやテラスハウス見て、セックスして。

コロナも流行ってるし、お金もないし、結局引きこもってるのが一番だ。

 

 

こういう何にもない日も、それはそれで楽しい

 

 

…俺はセックスが好きだ。

 

だから、新規のセックスの数やら、どれくらい貢がせたやら、そういうのをスポーツ的に競うのも勿論楽しい。

そもそも男っていうのは、競争したい生き物なんだろうなって思う。

 

上昇志向なくして、成長もないですし。

 

ただ、スマブラとかモンハンばっかりやっててもしんどいっていうか。

 

たまにはカセット入れ替えて、どうぶつの森みたいなスローライフもありなんじゃないかなと、俺は思う。

 

スマブラは楽しい、どうぶつの森も楽しい。優劣があるわけじゃない。

どっちも楽しめたらそれでいいのよ。多様性の時代だしな

 

終わり

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です